旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

NAT越えに関する技術とその仕組み(株式会社ニューロン 須之内氏)

▼勉強会告知での紹介文

STUN・UPnPTeredoTCPのNAT越え等の、NAT越え技術の中でもサーバを介さない通信技術の仕組みを説明する。

▼関連サイト

▼質疑応答

  • C)(TCPのNAT越えで「ルータが4-way handshakeを妨害してしまう可能性がある」パターンの詳細)TCPのNAT越えについては、インターネットドラフトdraft-ford-midcom-p2p(現時点では03)にて「Simultaneous TCP Open」として取り上げられている。そこには、RST受信時にNAT上のマッピングが削除される、またはマッピングの状態が"timeout"状態になるために、ほとんどのCone NATでは失敗するという記述がある。
  • Q)NAT越えしやすいNATを作るよう、メーカに圧力をかける流れはないのか?
  • A)NAT越えしやすいNAT=UPnPなのではないか。UPnP対応機器は増えてきているが、ただしUPnPが全ての機器に搭載されるかは微妙。
  • Q)IPv6になればNATはなくなるはずだが、IPv6の普及についてどう考えているか。
  • A)携帯電話などにIPv6スタックが載ると、そこからIPv6化が進んでいくと思う。または中国がIPv6化することで、その周辺から少しずつ増えていくのではないか。