Skype API公開
Skypeで発覚した“秘密プログラム”(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/23/news010.html*1
Skypeのバージョン1.0.0.94から、Skype APIを利用できるようになりました。ITmediaの記事では「秘密プログラム」なんて大げさに書いてありますけど、一応Skype社員からのコメントはSkype Forumに出ています。
forum.skype.com :: View topic - Version 1.0.0.94 released, Skype API made public
http://forum.skype.com/bb/viewtopic.php?t=9809
Skype APIに関するドキュメントとサンプルコードも公開されてます。
Skype Developer Zone Documentation
http://www.skype.com/community/devzone/doc.html
簡単なドキュメントなので、ホントに興味のある人なら元の方を読んだ方が早いくらいですけど、とりあえず簡単に内容をメモ。
- APIはSkype Phone APIとSkype Access APIの2種類がある。
- APIとのやり取りは、UTF-8エンコードされたテキストメッセージで行う。
- 上記テキストメッセージを交換するためのトランスポートは、今のところWindowsメッセージだけが利用できる。
- アプリケーションはVeriSignのCodesSigning証明書で署名されるべき、という記述がある。Skype Forumの投稿にある"certification programs"ってのは、このVeriSignの証明書の話?
このドキュメントを見る限りでは、WebサイトにSkypeの機能を組み込むための方法についてはまだ何も書かれていませんでした。Skype Forumには以下のような投稿があるのですが、現在のSkype APIにはまだWebサービスなどは組み込まれていないみたいですね。
forum.skype.com :: View topic - Will API allow more USB phones to fully support Skype?
http://forum.skype.com/bb/viewtopic.php?t=9920&sid=91132f81c06f7780d1b70b66cb9d9067
サンプルコードはSkype Access APIを利用してSkypeに接続し、Skypeから送られてくるnotificationを表示するもののようです。samplecode.zipをダウンロードして、その中にあるmsgapitest.exeを実行してみれば、Skype APIがどんなものかすぐ解るかと思います。お試しあれ。