はてなダイアリーでの更新は終了します
Bluetoothヘッドセット買いました
もう1週間くらい前の話なんですけど、Skype生活をより快適にするためにBluetoothヘッドセットを買ってみました。
Plantronics M3000
http://www.gate.jp/top/products/products.php?code=61946
以前からMyHeadset.jpでは品切れ状態なので当分入手できないと思っていたのですが、先輩から「秋葉原のソフマップで売ってたよ」という情報を聞いて、仕事帰りに慌てて行ってきました。店頭に出ていなかったので、在庫から出してもらって購入。税込10,800円でした。
あと、今まで持っていなかったBluetoothアダプタも買いました。Plantronicsが推奨しているBluetoothアダプタは以下の2つです。
Hagiwara Sys-Com: Bluetooth USB Stick(HNT-UB02)
http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=197
Planex: Bluetooth USBアダプタ(BT-02UD2)
http://www.planex.co.jp/product/bluetooth/bt02ud2.shtml
この2つのうち、ソフマップにはPlanexのしか売っていなかったのでそっち買いました。税込3,979円。他の店も何軒か回ってみたのですが、ハギワラシスコムのは見あたりませんでした……他に売ってたBluetoothアダプタは中国製の怪しいやつが1種類だけ。Bluetoothってここまで普及してないものだったんですね……。
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で、帰ってきてセットアップしようとしたんですが、M3000以前に、Bluetoothアダプタの方を使えるようにするまでに相当手間取りました。BT-02UD2の説明書の記述では
という手順で成功するはず(Bluetoothアイコンの中が白くなることで成功確認)なのですが、自宅の自作PCでやってみたらBluetoothアダプタ挿入時に以下のようなエラーメッセージが出てアウト。
このハードウェアをインストールできません このハードウェアのインストール中に問題がありました Bluetooth Device デバイスをインストール中にエラーが発生しました INFに必要なセクションが見つかりませんでした。
そこで、僕の環境(Windows XP SP1が動作中)では以下の手順でインストールしました。
- Windows XP SP1がインストールされていなければ、必ずインストールする*1
- 付属のドライバ&ユーティリティをインストール
- Bluetoothアダプタを差す → エラーメッセージが表示されるが無視
- Bluetoothアダプタを抜く
- Windows XP SP2をインストール
- Bluetoothアダプタを再度差す → Microsoftのドライバが認識される
- ドライバのアップデートで、Planexのドライバを指定する(自動ではダメ)
ThinkPad X40 2371-7VJでも試してみたのですが、そちらは元々Bluetooth対応がしっかりしているのか、XP SP2をインストールしなくても大丈夫でした。要は、ヘッドセットプロファイルがある状態で、Microsoftのドライバが認識されればイケるようです。
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ここ1週間程使ってみた感想としては、PCの前に居なくてもSkypeで通話できるのはやっぱり便利ですね。例えば、ダラダラ喋りながらでも部屋を掃除したり洗濯物をたたんだりと、PCに全然関係ないことができますし。
ただ、僕の耳にはあまり合ってないのか(僕の耳がでかいのか)一時間以上連続して使ってると、ヘッドセットが触れている部分がちょっと痛くなります。人によっては、下のヘッドセットみたいなタイプの方がいいかもしれません。
PLANEX: Bluetoothヘッドセット(BT-02HS)
http://www.planex.co.jp/product/bluetooth/bt02hs.shtml
Skypeとの動作確認情報はまだ見あたりませんけど、どうなんでしょうね。誰か試した人がいたら教えてほしいとこです。
はてな登録情報の住所追加、正しい情報登録のお願いについて
http://www.hatena.ne.jp/info/address
あまりにも腹が立ってまだ考えがまとまらないのですが、INTERNET Watchでも記事が出たので少し触れておきます。
はてな、個人情報未登録ユーザーの利用を2005年1月から不可とする措置(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/02/5244.html
今回の件について簡単に説明すると、はてなが突然「ホントの名前と住所を入力しないと、来年からはてなは使わせないぞ」と言い出したので、結構な数のユーザが大反発中!という話です。
とりあえず僕個人の行動としては、今まで登録していた郵便番号と住所を削除しました(空欄にしても削除できなかったので、代わりにお詫びの文章を入れておきました)。
何が気にくわないって、まず最初に送られてきたメールの子供だましっぷりにも腹が立ちますし、その後公開された近藤氏の日記での言い分も全く納得できません。問題のある記事の削除については、前回の利用規約の改定で解決したものとばかり思っていたので、今回の住所登録強制は予想外の出来事でした……多分、他のはてなユーザにとっても予想外だったのではないかと思います。
はてなへの住所登録の背景について(jkondoの日記)
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20041102
今回の住所登録については社内でも長く検討を続けてきましたが、最終的に、ユーザーの皆様に住所や氏名などの正確な情報をお聞きして、その上で前に進みたいと考えました。
その背景には、住所登録の案内ページにもありますように、昨今増加している権利侵害などの問題も関係しています。現在はてなでは、はてな内の情報削除について「はてな情報削除ガイドライン」を設けています。
皆さんの日記の内容を含め、はてな内の情報について、名誉毀損やプライバシー侵害、著作権侵害等によって削除を求める場合には、このガイドラインに沿った申立をお願いしています。この際、第三者がはてな内の情報削除を求める場合、削除申立者には「どなたからの申立なのか」を把握するため住所や氏名の開示をお願いしています。
しかし、肝心の情報発信者の登録情報が仮名と思われる内容であったりした場合、そのユーザー様が実際にどなたかなのかが分からず、はてなとしては十分に情報発信者の権利を守ることができない場合があります。つまり、ユーザー登録に必要な情報と、削除申立を行うために必要な情報の不均衡がこれまで起きておりました。
こうした不均衡を解消するためには、
- 現状のままで、削除申立に必要な項目を少なくする
- ユーザー様に住所の登録もお願いする
の2つの選択肢を検討したわけですが、1.を選択した場合には、削除依頼者も情報発信者もどなたかが分からない、といった状況も考えられ、これは情報発信を可能とするサービス提供者として、責任を放棄する選択ですらあると考えました。
その、「削除申し立てを行うために必要な情報の不均衡」を解消しなければならない理由って一体……? 結局、はてな側で対処するのは面倒だから、早いうちに当事者同士に問題を投げたいってことなんでしょうか。
そもそも「ユーザーの皆様に住所や氏名などの正確な情報をお聞きして、その上で前に進みたい」という安っぽいカッコ付けにも腹が立ちます。別にいいですよ、前に進まなくたって。いや、システムの機能面では予告なしにどんどん改良して前に進む、と考えていても構わないと思いますけど、ユーザの個人情報というデリケートな問題にも同じように対処するような会社は信用できませんよ。さすがに。
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はぁ……。少し落ち着いたほうがいいですね。
今回の件について書いているサイトを見ていると、今回の住所登録を嫌がっている人の理由は
のどちらかに分かれそうですが、上記の通り僕はこの後者の方を強く感じています。正直言って、今回の件がきっかけで、はてなの運営者を信頼できなくなりました。主張自体は解らなくもないのですが。まだ2ヶ月猶予があるので、移転するか残るか、もう少し様子をみて考えようと思います。
参考サイト:
はてなダイアリー日記(2004年11月1日以降)
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/
はてな登録情報の住所追加の纏め(黎明日記)
http://d.hatena.ne.jp/wslash/20041102#1099352983
じゃあ,いらない(辺境から戯れ言)
http://www.alles.or.jp/~spiegel/200411.html#d02_t4
はてなの住所登録(tdiary.ishinao.net)
http://tdiary.ishinao.net/20041103.html#p01
はてなの「正しい情報登録のお願いについて」の件(切込隊長BLOG)
http://kiri.jblog.org/archives/001114.html
Skype API公開
Skypeで発覚した“秘密プログラム”(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/23/news010.html*1
Skypeのバージョン1.0.0.94から、Skype APIを利用できるようになりました。ITmediaの記事では「秘密プログラム」なんて大げさに書いてありますけど、一応Skype社員からのコメントはSkype Forumに出ています。
forum.skype.com :: View topic - Version 1.0.0.94 released, Skype API made public
http://forum.skype.com/bb/viewtopic.php?t=9809
Skype APIに関するドキュメントとサンプルコードも公開されてます。
Skype Developer Zone Documentation
http://www.skype.com/community/devzone/doc.html
簡単なドキュメントなので、ホントに興味のある人なら元の方を読んだ方が早いくらいですけど、とりあえず簡単に内容をメモ。
- APIはSkype Phone APIとSkype Access APIの2種類がある。
- APIとのやり取りは、UTF-8エンコードされたテキストメッセージで行う。
- 上記テキストメッセージを交換するためのトランスポートは、今のところWindowsメッセージだけが利用できる。
- アプリケーションはVeriSignのCodesSigning証明書で署名されるべき、という記述がある。Skype Forumの投稿にある"certification programs"ってのは、このVeriSignの証明書の話?
このドキュメントを見る限りでは、WebサイトにSkypeの機能を組み込むための方法についてはまだ何も書かれていませんでした。Skype Forumには以下のような投稿があるのですが、現在のSkype APIにはまだWebサービスなどは組み込まれていないみたいですね。
forum.skype.com :: View topic - Will API allow more USB phones to fully support Skype?
http://forum.skype.com/bb/viewtopic.php?t=9920&sid=91132f81c06f7780d1b70b66cb9d9067
サンプルコードはSkype Access APIを利用してSkypeに接続し、Skypeから送られてくるnotificationを表示するもののようです。samplecode.zipをダウンロードして、その中にあるmsgapitest.exeを実行してみれば、Skype APIがどんなものかすぐ解るかと思います。お試しあれ。
P2P電話のSkypeが100万人の同時間帯通話に成功(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/10/21/5078.html
同時間帯通話って単語はなんか違和感が……オンラインユーザ数が一時的に100万まで達したってことですよね。ともかく凄い事です。おめでとうございます。
Skypeは日本語版も用意されている。Skypeから固定電話や携帯電話に通話可能なプリペイド通話サービス「SkypeOut」も近々日本語でのサービスを強化し、日本からの利用がしやすくなる予定だという。
SkypeOut Creditを買おうとしても、カード会社への問い合わせのところで拒否されて「CANCELLED」と表示されてしまう吉澤です。早くなんとかしてくれないとPeerio GNUPインストールしちゃいますよ、ホント……。
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(追記)
はてな SkypeOutを使いたいのですが、Skypeのクレジットをプリペイドで買うときにクレジットカード(Saison-VISA)の処理がキャンセルされます。(後略)
http://www.hatena.ne.jp/1098092958
なるほど。
Peerio GNUP
すべてのVoIPソフトに“電話番号”を付けるP2Pソフト「Peerio GNUP」(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/10/20/5054.html
このニュースには驚きました。以前僕が会社で、SkypeがSkypeOutによって収益を得ている仕組みについて説明したら「結局Skypeは既存の通信事業者がいなければ金を稼げない寄生虫のような存在だ」と言われたことがあるのですが、その人の言葉を借りるなら、このPeerio GNUPはまさに「Skypeがなければ金を稼げない寄生虫のようなソフト」です。
Popular Telephony社のニュースリリースを見てみると、Peerio GNUPについて以下のように書かれています。
With GNUP, VoIP software users now interconnect transparently, while other networks users call GNUP numbers using a service provider that supports the Peerio Global Numbering Plan (the list can be soon found at www.gnup.org/connectivity ).
つまり、SkypeやLinphone*1などのソフトフォン自体の機能はそのままで、通話相手を電話番号に似た(電話番号そのものではないらしい)GNUP numberで指定できるようにするのがPeerio GNUP。これによって、ソフトフォン同士がソフトウェアやプロトコルの違いを超えて通話できるようになる、という話なのですが……これって楽して一番美味しいところを横取りしてますよね。
Skypeは質の良いソフトウェアを作ることでユーザ数を増やし、そのユーザベースを元にしてPSTN網(公衆電話網)との接続サービスでお金を稼いだり、名前空間を管理する事で独占的な立場を確立しようとしている(と僕は思っている)わけですが、Peerio GNUPはそこを露骨に横取りしようとしているわけで。Skypeが今後ビデオ機能やらなにやら追加してユーザを増やしても、その収益が全てPeerio GNUPに流れるなんてことになったら、ちょっと笑えないですよ。これは。
まぁ、いくらPeerio GNUPが寄生虫のようだと言っても、ユーザがソフトフォンとは別にインストールする手間はあるわけですし、そもそもPeerio GNUPの詳細がまだわからないので(11月1日からダウンロード開始予定)何とも言えませんけど、今後Skypeが提供する機能――特に公衆電話網との接続機能にユーザが不満を感じることがあると、もしかするかもしれません。
関連:Skypeが来年の提供に向けてビデオ機能を開発中
Skype prepares video over internet service(vnunet.com)
http://www.vnunet.com/news/1158847