ユーザ側から見たP2Pの現状(P2P today管理人 横田氏)
▼勉強会告知での紹介文
ユーザが感じているP2Pの現状と問題点を説明します。
▼関連サイト
▼講演内容補足
- P2Pは革新的な技術だけにそれ自体に対して懐疑的であったり、理由も無く反対する人もいる。そのような人に対しても説得できるようなシステム、ビジネスモデルを形成する事が大切であり、引き続きP2P技術について啓蒙する必要がある。
▼質疑応答
- Q)RinGOchについて情報がまとまったサイトは?
- A)デムパキョウジン、土管の中から辿ると見つかる。また、NorasではRinGOch開発者へのインタビュー記事が公開されている(お話聞きました……26氏編)*1。
- Q)ユーザはソフトを使えさえすれば良く、バックボーンの仕組みに興味はない。P2Pであることをユーザにアピールする運動に意味はあるのか?
- A)(講演の中で取り上げられたSkypeに触れて)一般のユーザは音質が良くて簡単なアプリだからSkypeを使っているが、それが実現できているのはP2Pだから。それを分かって欲しい。
また、最近CNet Japanで話題になっている「あちら側、こちら側論争」がある*2。現時点では、潤沢な資源を持っていなければGoogleやGmailのようなサービスは提供できないが、今後は一般のユーザがP2Pを使ってサービスを提供するケースが出てくるのではないか。
- Q)ユーザではなくて企業に訴えるアプローチもあるのではないか?(例:コスト削減) 一般向けと企業向けのアピール、どちらを優先すべき?
- A)(時間がなかったため、未回答のまま終了)
*1:Norasには、他にもP2P関連のインタビュー記事が公開されてます。今回の講演者へのインタビューである「お話聞きました・・・P2P Todayの中の人編」、「お話聞きました……新月作者氏本編」や、他にも「お話聞きました……新月java版作者氏編」など。
*2:CNET Japan Blogの梅田望夫・英語で読むITトレンド:Googleのe-mailサービス参入の意味や梅田望夫・英語で読むITトレンド:ネット世代とPC世代を分ける「インターネットの隠れた本質」を参照