JXTAで電子カルテを流通
P2Pで電子カルテを流通 情報通信研究機構などが実証実験(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/26/news053.html
独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)は8月26日、P2Pネットワークシステムを活用して電子カルテなどの医療情報を病院間で流通させる技術の実証実験を、9月1日から北海道で行うと発表した。
このニュースを見たときには「ハイブリッドP2P型のファイル交換システムを特定用途にカスタマイズしたんだなぁ」ということで、それなりに意義は感じられたもののあまり胸がキュンとしなかったのです……が、今日スラッシュドットの関連ストーリーを見ていたら面白いコメントを見つけました。
P2Pでカルテを共有(スラッシュドット ジャパン)
http://slashdot.jp/article.pl?sid=04/08/30/0633238&topic=74
その中のコメント(#614529)によると、このP2PネットワークはどうやらJXTAベースらしいです。(個人的には)胸キュンだー!
「P2Pネットワーク技術の医療情報流通への応用 [medxml.net]」には, Napster型だと明記してありますね.ミドルウェアにはJXTA [jxta.org]を使い,高精細度大容量医療画像をピア間で転送するためにはJXTAをバイパスしてTCPを使う,コンテンツの記述にはMML3.0 [seagaia.org]を使う,というものであるそうな.
で、このコメントからリンクされている先にはもう少し詳しい話がありました(この資料は著者が重複しているだけで、今回の件そのものの内容ではないかもしれないので注意)。
P2P型高度医療情報流通ネットワーク 医療情報流通ソフト
http://www.medxml.net/case/tsuzuki/p10301.html
「6. ネットワークの構築技術」の部分を見ると特徴がよくわかるのですが、カルテを暗号化したまま検索する点など、どうもJXTAをそのまま使っているわけではないような気がします……。一体どの部分にどれくらいJXTAの機能を使っているのか、詳細を知りたいところです。