旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

富士通がシステム運用管理ソフト新版を投入、目玉は「プロビジョニング」(IT Pro)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20031201/137040/

ログインを強制するニュースサイトIT Proから久し振りにチョイス。IT Proの記事は数日経つとすぐログイン強制されるので、他で公開されてるニュースなら避けてるんですけど……。とりあえずちょっと多めに引用しときます。

富士通は12月末から、システム運用管理ソフト群の新版「Systemwalker V11」を順次提供する。最大の目玉は「プロビジョニング」機能である。“仮想化した”サーバーを利用するために必要な準備および導入作業を支援する。

プロビジョニングは、新製品の「Systemwalker Resource Coordinator」で実現する。処理の流れは以下のようになる。複数のサーバーで複数のWebアプリケーションを稼働させている際に、特定のアプリケーションにおける負荷が増大したとする。Systemwalkerはアプリケーション単位でレスポンスを計測し、その低下を運用管理者に通知。運用管理者はSystemwalkerの画面上で負荷量の変化を確認したうえで、OSやアプリケーションが全くインストールされていない「空白」のサーバー機に対して起動命令を送る。

するとResource Coordinatorは、サーバー機に対してOSやアプリケーションのインストールおよび設定作業を自動的に行ったうえで、負荷が増大したアプリケーションの実行環境として利用可能にする。IPアドレスなどサーバー機固有の情報は個別に設定する必要があるものの、作業の多くを自動化するので、運用コストやサーバー導入の手間を大きく削減できる。富士通社内で実測したところ、「Resource Coordinatorを使うことで、サーバーの新規セットアップ時間を従来の約3分の1に減らすことができた」(鈴木恵司 ソフトウェア事業本部 運用管理ソフトウェア事業部長)。

なんだかスゴいシステムですが、文中の「負荷が増大した」って一体どれくらいのスパンの負荷を想定してるんでしょう? サーバを1から設定するくらいですし、恐らく数分とか数時間なんて短いスパンじゃないんですよね……。