旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

blogって何?

僕が久し振りにまたWeb日記を書き始めたのは、「最近話題になっているblogをやってみたい!」って思ったからなんですけど、下の記事を見るところ、このはてなダイアリーってblogじゃないみたいですね……。少なくともはてな代表の人はそう思っていない?

日本人にはBlogより日記」、はてなの人気に迫る(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/maker/story/0,2000047861,20053530-1,00.htm

僕の中ではblogの定義って「Webブラウザから編集可能で、互いの日記にコメントすることで日記同士がリンクしあう(トラックバック)ことが可能な、特殊なWeb日記。代表例はMovable Type」だったんで、はてなダイアリーもblogの1つだと思ってたんですが……うーん。今日は多少時間があるので、blogの定義とか歴史についてちょっと詳しく調べてみることにします。

Blogってどうよ?(HotWired Japan)
http://www.hotwired.co.jp/matrix/0305/

YAMDAS Project(『Wiki Way』訳者のサイト。上記HotWird Japanの記事にも寄稿している)
http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/index.html

ウェブログ事始め(Splash!)
http://www.alterope.co.jp/splash/?num=0&gnr=WB

ウェブログツールを使ってみよう(HotWired Japan)
http://www.hotwired.co.jp/webmonkey/2002/21/index4a.html

↑参考にさせて頂いたサイトたち。

結論としては、「全米で大ヒット中のblog!」って言ったって表面的には日本には昔からある日記サイトやニュースサイトとあまり変わらなそうです。「blogにはコミュニケーション機能がー!」って言われたって、「掲示板が日記の中にあって何が嬉しいんだ?」とか「日記と別にしとかないと荒らされた時に見苦しくないか?」って気がするし。「blogは編集が簡単だぞー!」って言われても、日記支援ツールのhns(Hyper NIKKI System)はだいぶ昔から開発系サイトとかで使われてるの見たことあるし、tDiaryもなかなかのもんだと思います。

じゃあ今まであったサイトとblogで何が大きく違うのかというと、結局は敷居の低さに尽きるような気がします。hnstDiaryも結局は自分でサーバを用意してそこにインストールする必要があったので気軽に始めるわけにはいきませんでしたが、ホスティングサービスとしてのblog*1ならば難しいインストール作業無しにすんなり始めされる、というのが1つ目の敷居の低さ。そしてもう1つはサイト間でコミュニケーションを取る際に、今までならメールなり掲示板なりで体裁を整えたメッセージを送る必要があったのが、簡単なコメントやリファラのようなもので互いの繋がりを認識出来てしまう、という敷居の低さ。これによって、今までならWeb上にサイトを持とうなんて思わなかった人達が大量に流れ込んできた……というのがアメリカでのblogブームの正体なのではないかと思います。

と、まぁ、1日で調べた内容ではこんな結論になったんですが、blogって単語自体まだ意味が固まってなさそうなところがあるんで、これが正しい答えだなんて思ってませんけどね。とりあえず当面のところはこんな理解で行こうと思います。

*1:当然、blogの全てがホスティングサービスじゃないのは分かってますが、そういうのが多い印象があります。具体的なデータとかありましたら指摘よろ。