米Cisco、サービス制御技術の米P-Cubeを2億ドルで買収(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/08/24/4343.html
米Cisco Systemsは23日、未公開企業の米P-Cubeを買収することで最終的に合意したと発表した。買収金額はおよそ2億ドルで、現金とオプションで支払われる。
P-Cubeについては、7月2日の日記(P2P帯域制御の最新状況〜技術、製品、運用、展望〜)や、をご参照ください。Ciscoが買収に乗り出すということは、この市場はまだまだ伸びる可能性があるってことなんですかね。
以下に、P-Cube Inc.以外で類似製品を出している企業と製品名を並べてみました。製品名のリンク先は、日本語でその製品を説明しているサイトです。
- Allot Communications - NetEnforce
- Ellacoya Networks - Ellacoya 16000/4000
- Packeteer - PacketShaper(日商エレクトロニクスのサイト、日立システムのサイト)
- SandVine - SandVine PPE8200/PTS8210(日本語の製品情報なし)
- CacheLogic - Cachepliance 4000/2000/1000, Cacheswitch 310(日本語の製品情報なし)
さすがに、それぞれの違いを自力で調べる気にはなれなかったので……ちょっとぐぐってみたところ、ネットイヤーの川崎氏がINTERNET WEEK 2003で講演した際のスライドが見つかりました。
P2Pの今 -理想から現実へ-
-ケースで見る2003年のP2P事情-
http://www.soi.wide.ad.jp/class/20030038/slides/56/
このスライドの22ページによると、2003年12月当時、(CacheLogicを除く)各メーカの棲み分けは次のようになっていたようです。
ただ、この棲み分けはあまり絶対的なものではないでしょうし、CiscoがP-Cubeの製品を担ぐようになれば尚更でしょうね。また機会があればいろいろ調べてみます。
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(2004/08/26 20:00追記)
シスコ、ブロードバンド管理ソフトウェア開発企業を買収(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20070883,00.htm
CNET Japanが詳しい記事を出していたのでメモ。
Ciscoでは、すでに市場に出回っているP-Cubeアプリケーションの販売とサポートを継続する計画だ。将来的に、同社はこのソフトウェアをCisco 10000 Edge Services Routerに統合していく。同ルータ製品は、サービスプロバイダのネットワークの末端でブロードバンドのトラフィックを集約するのに使われている。