旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

新ネットコンピューティング・スタイル〜次期Mac OS Xの検索システムが示す未来(PC View)

http://www.pc-view.net/Product/040705/

P2P today経由。デスクトップ検索を提供するのはMSかgoogleか?という話をしているうちに、Appleがさっさと作ってしまっていた、というお話です。

Spotlightは、PC内部の情報を、さまざまな角度から探し出すことができる機能だ。まさに、暗中模索するユーザーの目の前に、スポットライトを当てるような印象の機能だ。実際に該当するボタンにライトを当てる効果があったりもする。そう、Spotlightは、ファイルだけでなくMac OS Xの「機能」も検索対象にしてくれるのだ。

この機能は、いまや大人気の音楽再生ソフト「iTunes」の情報整理機能から発想を得たというのだから面白い。iTunesは、数百、数千ある楽曲を、アーティストやアルバム名、制作年月日、自分がつけた評価、再生回数などで振り分け探し当てることができる。もちろん、それぞれの項目を対象に、キーワードで検索することも可能だ。

Spotlightに限った話ではないのですが、僕は2ページ目最後にある「ネットとデスクトップの境界線」というのが今後のキーワードになると考えています。

データの置き場所(ネットかデスクトップか?)を意識しないサービスが今後普及していく中で、ユーザにどうやってその境界線を〈認識〉させるのか? その方法が問題になるだろう、ということは以前(この頃)から考えていました。ただ、その解決策は未だに思いつかないのですけど……。

参考サイト:アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Spotlight
http://www.apple.co.jp/macosx/tiger/spotlight.html