NapsterがIBMと協力、「帯域節約」システムを提供(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0403/11/news046.html
Napsterは3月10日、IBMのブレードサーバ技術をベースにしたデジタルメディア配信システムを立ち上げた。大学や企業が、帯域を節約しながらコンテンツをダウンロードできるよう支援することが狙いだ。
この「Super Peer」アプリケーションは、Linuxを搭載したIBMの「eServer BladeCenter」を介して提供される。これは、帯域プロビジョニングの改善を可能にするアクティブキャッシュ管理のアイデアをベースにしている。
Napsterの大学向け音楽サービスのオプションとして、コンテンツのキャッシュ機能が提供されるようになったそうです。その音楽サービスはこの記事からリンクされている2003年11月7日の記事に
ペンシルベニア州立大学の学内サービスは、学生向けに音楽の無制限ストリーミングを無償で提供、ダウンロードした楽曲はPC数台のみで利用できる“ひも付き”となり、学生がNapsterを脱退した時点で期限切れとなる。ダウンロードした楽曲を恒久的に保存したりCDに記録したい場合は、1曲当たり99セントを支払う必要がある。
とあるとおり、著作権管理やセキュリティ対策などを行った上で特定ユーザにのみ楽曲を無償提供するものです。つまり、既に特定地域に閉じたサービスをユーザに強制している状態なので、このようなキャッシング技術も使えるわけですね。
しかし、これと同じ方法をもっと大きなネットワークに適用しようと思うと、キャッシュの問題より先にDRMや課金方法の問題を解決しなければならないから……うーん。この先どうなるんでしょうか。