Teredo v00 → v01 の変更点
Teredoのドラフトの第1版が公開されました。
http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-huitema-v6ops-teredo-01.txt
プロトコル的にはv00と同一ですが、Symmetric NATに関する記述がv00とは変わっています。
v00では6.5節「What about symmetric NAT?」にて『symmetric NAT内部のホストはTeredoを使うべきでない』と書かれていましたが、v01では『Symmetric NATでもポートマッピングやDMZの設定さえすればTeredoを利用できる』という話が5.2.10節「Working around symmetric NAT」に追加されました。Teredoクライアントの実装はTeredoに使うサービスポートを指定できる(機能を実装しなければならない)という条件を追加して、Symmetric NATでのTeredoの利用を可能にしています。Teredoの場合は使用するポート番号が1つだけなのでこういうことが可能なわけですね。
で、あとの変更点としては、v00にあった説明・解説めいた部分が大幅に削られています。具体的に言うと、Teredoの利用モデルなどのわかりやすい説明や、Teredoの命名の話などの余談がまるっとカットされてます。
確かに元のドラフトは長すぎましたけど、ちょっともったいない……。