旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

Google、PC内のデータを検索するツール立ち上げへ(ITmedia)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/19/news051.html

インターネット検索会社のGoogleが、コンピュータ内に格納された情報を探すファイル・テキスト・ソフト検索ツールのリリースを計画している。New York Timesが5月19日付で報じた。

Googleの計画に詳しい複数の筋が同紙に語ったところによると、このツールは間もなくリリースされる見込み。

まだ詳細は発表されてませんが、これは楽しみです。マイクロソフトLonghornの目玉として発表していたWinFSの登場が大幅に遅れそうなので、ここは是非googleに面白いツールを出してもらいたい(→WinFSの開発を急がせてほしい)ところです。

関連記事:ビル・ゲイツの夢はいつ叶う?--Longhornの主要機能、開発の足並そろわず(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20066483,00.htm?tag=nl

しかし、googleがPC内を検索するツールを出すとして、この手のツールでgoogleにしか出せない特色ってどんなのでしょうね? 検索キーワードを1つ入力するだけでローカル検索とgoogle検索を平行して実行し、両者の結果を並列またはマージして表示するくらいのことはするでしょうけど、それ以上のこととなるとちょっと想像がつきません。あと考えられるのは、Gmailのようにプライバシに敏感な人には反応されそうですけど……、PC上のファイルを走査してローカル検索のためのインデックスを計算すると同時に、そのユーザが興味を持っているジャンル等についての情報を計算し、それをWeb上のgoogleのパーソナライズ検索に利用するような方向でしょうか。

PC上の情報を走査し、個人を特定可能な情報が無くなるような何らかの計算を行って、その結果をユーザプロファイルとして提供するというのはアリだと思うんですけど、そのあたりは意見が分かれそうな気もします。個人的には、今となってはあまり問題視されていないクッキーのように、外部に何を渡しているのかユーザ側で確認できさえすれば問題無いんじゃないかと思うんですけどね(一般に普及すると、何を渡しているのか確認する人がほとんど居なくなってしまうという問題もありますが……)。