旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

米Palisade、P2P以外でも違法ファイルの送受信を探知できるソフト(INTERNET Watch)

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/04/22/2886.html

米Palisade Systemsは21日、ネットワークセキュリティ管理ソフトウェア「PacketHound 3.0」を発表した。これまでもP2Pファイル交換ソフトトラフィックを遮断するための監視ソフトはあったが、PacketHound 3.0では、P2Pファイル交換ソフトに止まらず、インスタントメッセージ、メール、FTPを使った違法ダウンロードなども探知できるという。

これは……。思いっきりプライバシーを侵害しているのはともかくとしても、暗号化されたら手も足も出ないこんな製品を出したところで、ファイル交換技術の発展に寄与して終わる気がします。

そういえば、職場の先輩が言うには最近アメリカでこんな製品が話題(売れてる?)だそうです。

P-Cube Engage
http://www.p-cube.com/Japanese/products/engage.html

Engageは、特にP2Pの問題に対処するために開発されています。 プログラマブルなアプリケーション/プロトコル検出システムによって、P2P(および他の変形種)トラフィックを検出し、制御することが可能です。 プログラマブルなシステムであるため、新たなP2Pクライアントやアプリケーションが出現しても、新たに使用されているプロトコルや変形種に対する継続したサポートが可能です。

とりあえず暫くはユーザ毎の帯域制御ができれば十分ということで、このEngageみたいな製品(ソリューション)や、以前から時々ネットニュースに出ているCaspian Networks社のルータみたいな物の方が売れそうですね。ISPが警察みたいなことする必要も、モチベーションもないでしょうから。