KDDI、電子地図を重ね合わせる技術で国内特許取得(INTERNET Watch)

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/19/2165.html

KDDIは、電子地図、電子図面情報をインターネット上で利用できる技術「WebMapping」に関する国内特許「ハイパーレイヤリング特許」を取得した。

同特許は、道路・ビルなどの位置情報や、気象・交通などの生活情報などをインターネット上で重ね合わせ、1枚の地図上に表示する技術。これにより、独自の地図情報を提供したいコンテンツプロバイダーは、無料で提供されている地図情報などを利用し、自社のサービスの位置情報などを用意するだけで独自の地図を作成できる。ユーザーは、自分の用途にあった地図を選択、重ね合わせることで手軽に地図をカスタマイズ可能になる。

これは今後多用されそうな技術だなぁと思う反面、「集めた情報をクライアント側で組み合わせて表示する」だけのことでも見方次第で特許として認められてしまうなんて、なんだか特許が技術の発展を妨げてるような気がするなぁ……とつくづく思います。

とはいえ、この特許自体は特に問題にならなそうですけど。KDDIのニュースリリースによると、KDDIはSVGでの利用に限りこの特許のロイヤリティは無料と表明していて、この特許の内容は既にSVG 1.1の仕様に含まれているようです。