本田雅一の「週刊モバイル通信」:IP電話じゃなくて、インターネット電話
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1224/mobile224.htm
実際にIP電話を導入してみてもなかなか無料電話の相手がいなかったりする。IP電話は特定のサービス提供会社が作るネットワークの中で提供される電話サービスなのだから、当然と言えば当然。異なるISPを使っている知り合いとは無料では繋がらない。
これに対してインターネット電話は、文字通りインターネットを通じて音声通信を行なうため、ISPに依存しないサービスが可能だ。発信と着信を仲介するサービスに同じものを使っていれば、誰もがインターネットを通じた無料通話が誰でもできる(もちろんインターネットへの接続料金は別だが)。
インターネット電話には一般加入者電話などからダイヤルする番号が付与されないため、通常の電話の置き換えとして利用することはできない。総務省によるとインターネットが間に入ると、通信遅延やパケットロスなどの品質保証を行なえないから、というのが理由だが、実際に使ってみると多くの場面で問題なく利用できることがわかる。ここ数年の急速なブロードバンドの普及により、インフラの強化が進んだことも一因と言えるかもしれない。
会社勤めで周りがビジネスの話ばっかりしてるせいで、最近忘れがちだったP2P電話分を補給。
企業がIP上で動作する電話サービスを提供するとなると、こういう端末だけで実現できる通話以上のサービスを考えないといけないんでしょう。となると、ユーザが端末を接続していない時のサービス(留守番電話サービスとか)が今後のインターネット電話の付加価値を考える鍵になるんでしょうか。