旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

P2Pでも有効なコンテンツ販売方法「Payshare」をスイス企業が発表(INTERNET Watch)

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/12/09/1409.html

最近よくニュースで見かけるP2PでDLされても課金可能な技術の一種っぽいんですが、ちょっとその仕組みがトリッキーなようです。

配布されたコンテンツを購入した人は、コンテンツの「共同出版者」としてダウンロードしたコンテンツから登録できる。共同出版者もまたコンテンツ作成者と同じようにどのような方法でコンテンツを配布してもよく、その上自分の配布したコンテンツが誰かに購入してもらえると、コンテンツ作成者が定めた一定の割合の支払いを受けることができる。

例えば、最初にコンテンツ作成者からダウンロード購入した人(第1次共同出版者)が配布したコンテンツを誰かが購入すると、第1次購入出版者はその額の50%の支払いを受け、さらに第2次共同出版者は30%の支払いを受けるといった具合だ。何代先までの共同出版者が何割の支払いを受けるかはコンテンツ作成者が決めることができ、PayshareIDで識別される。

この記事だけ読んだ限りでは、出来るだけ得をしようとするユーザはより上流の(第1次に近い)共同出版者になりたがることが予想されます。そうなると、UL元が分散してもDL先は分散しないからP2Pの利点が発揮されないような気がするんですが。UL元にもインセンティブが必要なのはよくわかるんですが、こういう階層分けのメリットはよくわかりませんね。

あと、この記事を見て一瞬ネズミ講を連想してしまったのは僕だけでは無いような。