シックス・アパート、「Movable Type 3.0」の新機能説明会(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/04/06/2688.html
以前から話題になっていたTypeKeyについても語られています。
3.0から導入される新機能として「TypeKey」が紹介された。これは主にブログへのスパムコメント対策を目的としたもの。ブログへコメントする際にTypeKeyのIDを必要とすることで、コメントをTypeKeyのIDで一括して管理できる。コメントはIDごと許可・禁止を設定可能で、管理者の承認後にコメントを公開することもできる。
僕は別にブログが嫌いなわけではないですけど、このTypeKeyについては「うまいサービスを考えたな」と思う一方で「これってマッチポンプじゃないか?」という思いが拭えないんですよね……。
(MovableTypeに限った話ではないですが)ブログのコメント入力欄という形であちらこちらに形式の統一された掲示板が公開されてるんですから、いずれスパム業者に目をつけられて広告で溢れるようになるなんて誰でも予想できるでしょう。その上でブログを普及させていた企業自身がTypeKeyのような認証サービスを有料で提供するというのはもうマッチポンプとしか言いようがないかと。例えるなら、MicrosoftがWindowsのセキュリティパッチを有料で売ってるような腑に落ちない感というか、なんというか。
そんなことを考えていたら、最近巡回先のサイトで面白い話を見かけました。
2004年3月26日:盗撮(もなみ9歳)
http://www.tokyo-nazo.net/~tester/kako/news0403b.html#2004326a
明らかに予想できる問題があるのにも関わらず売られ、それが売れるから、ますます売られ。
もちろん、誰も買わなければこんなことにならないわけですケド、売られているものを買うなとは言えないわけで。
スパムコメントの場合はコメント欄を公開している人が困るだけなので、この話(犯罪の道具としてのデジカメ)とはちょっとズレるとは思いますけど、感覚的にはこの話となんとなく似ているような。