旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

360度どこからでも見ることができる立体映像ディスプレイ技術を開発(HITACHIニュースリリース)

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/040224a.html

日立がSFっぽいもの開発してたー?!Σ(゜д゜lll)

これまでの、空間に浮かび上がるような立体映像を表現する手段としては、ホログラフィ*1)が広く知られています。しかし、ホログラフィでは、立体映像を再生するための干渉縞(ホログラム)を作成するプロセスが必要なため、実写映像をリアルタイムで表示することはできません。

実写映像をリアルタイムで立体映像として表示することが可能になれば、例えば、SF映画の世界に登場するように、空中に人物や物体の立体映像が投影されるといったシーンを、実世界で実現することが可能となります。また、日本で作成したばかりのモックアップ(試作品)を海外でも同時に鑑賞して、商品設計の議論や顧客へプレゼンテーションをするなどの新しいビジネスの形態が実現できます。

過去にWaterscapeとかを発表して注目されたこともある日立ヒューマンインタラクションラボ(HHIL)が新たに開発したディスプレイ技術と、その試作品として円筒形の立体映像ディスプレイ装置"Transpost"が発表されたようです。このラボと、ここのWaterscapeなどについては以下の記事が詳しいのでそちらをどうぞ。

森山和道の「ヒトと機械の境界面」 魔法みたいなことができる世界へ〜日立の考えるコミュニケーション・デザイン(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1028/kyokai16.htm

ここのニュースリリースの画像はちっちゃすぎてよくわからないのですが、ちょっとだけ大きい画像が日立ヒューマンインタラクションラボのサイトにありました。

Transpost
http://hhil.hitachi.co.jp/products/transpost.htm

この装置を単純に大きくして床に埋め込むとかして更に大きな映像を映すようになったら、まんまSFの世界ですね。実物みてみたいなぁ(*´д`).。oO

(追記)MYCOM PC WEBに記事が出てました。

360度どこから回り込んでも立体に見えるディスプレイ技術、日立が開発(MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/02/24/007.html

(追記2)ITmediaの記事は原理の説明がわかりやすいです。どうやら、単純にサイズを大きくできるものでもなさそうですね……。

レイア姫をめざして――360度どこからでも見られる立体映像ディスプレイ(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/24/news078.html