旧・無印吉澤

昔はてなダイアリーに書いていた記事のアーカイブです

インターネット大陸移動説(WinChalow)

http://blogger.main.jp/changelog/2004-04-20.html#2004-04-20-00000000000000000000000000000001

上記の紹介に関連して、以前ちらっと話題になっていた(ような気がする)このサイトも載せておきます。新ネットワーク思考の239ページでは、リンク先サイトの図の元になった図と共に、以下の説明が載せられています(リンク先サイトの図では「IN大陸」が「リファラー」、「OUT大陸」が「リファリー」に書き換えられているので、適宜置き換えのこと)。

ワールド・ワイド・ウェブのような向き付けされたネットワークは、識別の容易ないくつかの大陸に分裂する。中央大陸では、どのノードも他のすべてのノードとつながっている。IN大陸では、どのノードから出発してもリンクをたどって中央大陸に行けるが、中央大陸からはIN大陸には入れない。一方、OUT大陸のどのノードも、中央大陸からたどり着くことができるが、いったんOUT大陸に入ってしまうと、そこから中央大陸に戻ることはできない。トンネルはIN大陸とOUT大陸とを直接つないでいる。また、IN大陸とOUT大陸からは「半島」が出ている。少数のノードからなる「島」には、大陸からは行くことができない。

このような大陸構造はWWWだけの特徴ではなく、向き付けされたネットワーク(HTMLのハイパーリンクは単方向)に共通の特徴なのだそうです。で、リンク先の人は、双方向リンクを実現するトラックバックによってWWWが「向き付けされた」ネットワークではなくなるので、島が中央大陸を飲み込むような大陸移動が起こると言っているのですが……。元ネタになった「新ネットワーク思考」を読めば納得できるようになるかと期待してたんですが、やっぱりよくわかりませんでした。

「IN大陸(リファラー)がまず中央大陸を浸食すると言うのなら分かるけど、なんで島が?」とか「島が大きくなったからといって中央大陸との距離が縮まるようなものなのか?」とかいろいろ疑問はあるのですが。ただ、この件については、元の図を作ったときのように実際に調査でもしてみないと真相は分からなそうですね。