ネットアーク、Winnyなど“P2Pファイルネットワーク”のグラフ化に成功(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06/23/3603.html
ネットアークでは、2003年6月にWinnyやWinMXといったP2Pファイル交換ソフトのP2Pノードを自動的に探索するシステム「P2P FINDER」を稼働開始しており、2003年12月までに約100万ノードを発見しているという。同社ではこの度、このP2Pネットワークの監視データを元に、P2Pファイル交換ネットワークの解析とグラフ化に成功したとしている。
P2Pファイル交換ネットワークの解析といっても、このグラフはピア同士の通信をリンクとしているわけではなさそうです。この件についてはながせさんが詳しく考察されていて、僕はこれを読んで、ぼんやりと考えていた疑問点がすっきりまとまりました。以下は一部抜粋。
ITmediaニュース:「Winny」「WinMX」ネットワークをマップで可視化 ネットアーク(Silphium Diary)
http://aki.uryusoft.net/diary/200406c#D23
あと、勘違いしてる人が結構居るみたいだけど、 このグラフはtraceroute によるネットワーク経路調査 とあるくらいで、L3(IP network)のトポロジ上にP2P ネットワークのリンクを重ねた物でしょう。 つまり、区別されていないけど末端の点がP2P的ノードで、それ以外はリンク経路上のルータ。 だから、IX - ISP - ISP内(フレッツの各接続点とか) - 末端のノード と言うような樹状構造になるのは当然。 ITmedia の記事本文の トラフィック集中箇所が視覚的に確認できる というのは、要はそういうこと。
P2P電話のSkype、一般電話への通話サービスを日本でも開始予定(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06/21/3553.html
P2P電話ソフトウェア「Skype」を開発しているSkype Technologies S.A.が15日に新バージョン「0.98.0.28」を公開したが、この中には今年夏ごろにスタートするサービス「SkypeOut」機能が含まれている。これはSkypeから一般電話に通話できるサービスの名称で、日本でもこのサービスを提供する予定だという。
これ(↓)とは対照的。
MSN Messengerを利用したインターネット電話サービスが7月で終了(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06/11/3461.html
マイクロソフトは、メッセンジャーソフト「MSN Messenger」を利用した電話サービスを7月末で終了する。サービス終了後も一定期間は通話履歴を確認できる。
一般電話への通話サービスだけを見れば、僕には両者にあまり差はないように見えるのですが、この方針の違いは一体どこから来ているんでしょうか?
9月1日に初公判 ウィニー開発の東大助手(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040623-00000075-kyodo-soci
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発、映画ソフトなどの違法コピーを容易にしたとして著作権法違反ほう助の罪で起訴された東大助手金子勇被告(33)の初公判が、9月1日午前10時から京都地裁で開かれることが23日決まった。
we all DOWNLOAD経由。長い戦いになるかと思いますが、頑張ってください。応援してます。
関連:標的はP2Pソフト作者――著作権侵害「教唆者」の責任問う法案(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/24/news039.html
最初にこの記事のタイトルを見たときはドキッとしましたけど、日本じゃなくてアメリカでの話でした。とはいえ、力ずくで作ろうとしているものが判例か法案かの違いしかなさそうですね……。